書籍関係

Dr.スランプ

知らない人はいないと思われるほど有名な鳥山明の作品である。

点数は85点

2025年の時点で30代までの人はアラレちゃんとしてアニメで知っている人はいるかと思います。

私も子供の頃にアニメを見て知っていただけ。

漫画がある事を知ったのは20超えてからです。

そして、ようやく読む気になって読んだのですが。。。

面白いんですよ。

子供向けの下ネタとか今見るとコンプライアンスに引っかかるかなと思えるギリギリだったりするのですが。

なにより衝撃的だったのはアラレちゃんがめっちゃ可愛い。

一巻だけですが、アニメで覚えていたデフォルメされたアラレちゃんより数倍可愛いんですよ。

そこから週刊連載をしていくうちにデフォルメが進んで独特の丸い感じになるんですが。

その差にはビックリさせられます。

そんなデフォルメされる画力は各話の扉絵と言われる部分にも出ています。

プラモデルが大好きだと豪語されていた鳥山先生。

そんな先生が好きなプラモデルをデフォルメして描かれている一枚絵はそれだけで癒される可愛さがあります。

戦車や戦闘機すら可愛いのに、キャラクターが銃火器を持っているのもさらに可愛い。

ガールズアンドパンツァーとか戦車に女の子が乗るアニメもあるのですが、、、、

そんなのとは違う可愛い絵なんですよ。

そして、なによりも驚いた事。

それは、昔見たアニメの内容で覚えているエピソードは漫画の内容だと言う事。

2025年では漫画をそのままアニメにする事が正義だと思われているのですが、80.90年代は漫画のエピソードだけではアニメが一年とか続けれる量が無かったので、アニメオリジナルエピソードが存在している。

そのはずなのですが、、、、

覚えてないんですよね。

がっちゃんに出会うエピソード、すっぱマンのバカらしいエピソード、にこちゃん大王のエピソード、おぼっちゃまん君のエピソードなど、、、、

覚えているのは漫画で描いてあるエピソードばかり。

アニメも悪く無かった。

当時、漫画好きな人はかなり批判的だったらしいけれど。

アニメを最初に見た私なんかは十分に楽しく見ていた。

そのはず。

それなのに気がついたら覚えているのは漫画のエピソードぐらい。

それだけ、鳥山先生の描くエピソードが面白すぎたんでしょう。

漫画の中のキャラクターのコミカルな動き、キャラクターが枠をぶち破り飛び出してくるように錯覚させられる表現。

擬音すら使いこなす構成。

今は画力だとか、線の多さだとか、背景の書き込みだとか見た目重視で漫画を評価する風潮になりつつあります。

それを加味しても十分に楽しめる作品であると考え85点としています。

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