それは二つある!
その一つ目。
サイコミにて『電騎装鋼 ライジン』という漫画が連載している。
そこに、戦隊ヒーローが失ってしまったがために歴史に幕を閉じる結果となったモノがある。
それが敵の存在であり、悪の存在意義。
作品のネタバレともあるが、電騎装鋼 ライジン以下ライジンと呼称する。
このライジンは仮面ライダーが基礎としてある変身ヒーロー漫画である。
敵は古来、宇宙から落ちてきた謎の生命体ヤツメリュウ。
そのヤツメリュウから産まれた人間外の知性体デヴァイト。
王道な変身ヒーロー物ではあるが、ココこそ戦隊ヒーロー物が失ったモノである。
王道の悪との戦いが失われている。
仮面ライダーは王道から外れて仮面ライダー同士の戦いなどにズレている。
それは平成仮面ライダー1号となったクウガで編み出された手法。
仮面ライダーは人生ドラマとして悩みながらも戦う漢のヒーローとして生まれ変わる事に大成功している。
そこに引っ張られたからか戦隊ヒーロー同士で戦うとか敵の悪が悪として機能していないのが現代の戦隊ヒーローである。
いつからかは定かではないが、この暴走とも言える迷走が人気低迷の一つ目の要因になったと考えられる。
二つ目の要因は『シンカリオン』だ。
シンカリオン チェンジザ・ワールドはロボットアニメとして、またおもちゃも子供向けとして最高峰の出来栄えだと考える。
そこが戦隊ヒーローの失ったモノだ。
ジュウレンジャーなど、過去の作品ではロボットはシンプルだけど変形させて合体させてと楽しめるようになっていた。
キングオージャではひたすら合体出来る数だけ増やしているだけ。
最期の戦隊物として決定しているゴジュージャーは合体しないし変形もイマイチだ。
この点でシンカリオンは素晴らしいセンスがある。
新幹線からロボットへ変形、さらにロボットを合体させて巨大ロボットになる。
小物を色んな組み合わせで合体させる事が可能。
惜む事にアニメでは、その辺りの描写が少なくて遊びを子供に伝えるのが不十分であった事。
劇中に組み合わせを入れ替えたり合体のバリエーションを出していれば、遊び方を子供に伝えて教える事になったので伸び代があったはず。
このように戦隊物も子供が遊んで楽しめる変形合体ロボットを出すと良かった。
造形を作り込むなどはグッドスマイルカンパニーとかに任せて作り込んで発売してもらえば良かったのだ。
子供向け玩具ならば造形はほどほどで良く、遊べる事こそが正義。
現在、韓国や中国から造形が優れているプラモなどが出てきている。
そこと勝負する事も不要。
ただただ、劇中で活躍しているロボットを自分で変形合体させるのが楽しいのだ。
この二つの基本を蔑ろにした事が戦隊物の終焉をまねいた。
造形を作り込むとそれだけ製作するコストも増える。
そのコストをペイするにも、その方向では玩具は売れない。
負の連鎖で赤字経営が進み完結してしまった。
メタルヒーローシリーズに回帰する事が決まってはいる。
その辺りの改善がなされているのか?
または、変わらず間違えて進む事があればメタルヒーローに回帰しても終焉に向かう事は変わらないのではないだろうか。


