目次
巨大ロボット展
日本の巨大ロボット群像 − 鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫 −
京都文化博物館にて2024年9月1日まで開催されている「巨大ロボット展」に行ってきました。ロボットが好きなので訪れてみたところ、大満足の展示会でした。
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20240706-0901/
展示会の概要
内容は公式サイトより引用します。
「あなたが憧れた巨大ロボットが博物館に出現!本展は、日本のアニメーションにおける巨大ロボットのデザインとその映像表現の歴史を辿り、『巨大ロボットとは何か』を問いかけます。…(省略)」
アーティストデートの感想
今回の訪問はアーティストデートとして1人で観覧しました。点数は95点です!以下、その理由を詳しく説明します。
1. 限定期間の展示でありながら、写真撮影が可能
2024年8月現在、安彦良和さんの展示会など、他の期間限定展示では写真撮影が禁止されていることが多い中、このロボット展示会では各テーマエリアごとに写真撮影スポットが設けられています。等身大のロボットがパネル展示されているため、実際の大きさを肌で感じながら思い思いのポーズで撮影を楽しめます。特に初代ガンダムの等身大を床に描いて表現している展示は圧巻です。
2. 声優による音声ガイドが魅力
音声ガイドは銀河万丈さんと水樹奈々さんによる掛け合いトークで、館内でしか聴けない限定コンテンツです。特に「マジンガーZ」のコーナーでは、水樹さんの「パイルダーオン!」の掛け声が聴けるなど、ファンにはたまらない内容になっています。30分ほどのガイドは、何度も聴きたくなる魅力があります。
3. ロボットアニメの歴史を辿る展示
展示は「鉄人28号」から始まり、「マジンガーZ」「ゲッターロボ」のスーパーロボット時代、「ボトムズ」「ガンダム」のリアルロボット時代、そして勇者ロボや「ビッグオー」に至るまで、ロボットアニメの進化の歴史を順を追って辿ることができます。巨大ロボットの最前線に立つ「ファイブスター物語」も展示されており、幅広い世代のファンが楽しめる内容です。
4. 展示テーマの選定が秀逸
巨大ロボットがテーマの展示会ですが、「トランスフォーマー」や「エヴァンゲリオン」といった作品が展示されていない点。それなのにロバートAハインラインの「宇宙の戦士」が紹介されている点に気付きました。しかし、帰宅後に考えてみると、この展示は「モビルスーツ」に焦点を当てているため、これらの機械生命体や人造人間はテーマに合わないということに気付きました。展示内容を振り返ると、展示の意図がより明確に理解できます。
展示コーナーの出口にあり最後に読む事が出来る関係者のQ&Aです。
こちらでも乗り物としてのロボットに鎧として着るロボットというテーマが集約している事が読み取れます。
まとめ
今回の展示会は、巨大ロボットに焦点を当てたもので、異例とも言える写真撮影可能な展示や、声優による音声ガイドなど、訪れる価値が十分にあります。また、展示の順序やテーマ選定によってロボットアニメの歴史を学ぶことができる点も素晴らしいです。歴史の勉強にもなり、観に行って損はありません。