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ボルケニオンと機巧のマギアナ

目次

ボルケニオンと機巧のマギアナ

概要
「ポケットモンスター」、通称ポケモンは1996年にゲームボーイ専用ソフトとして誕生し、瞬く間に世界中で大人気となりました。1997年からTVアニメがスタートし、1998年には初の映画『ミュウツーの逆襲』が公開されました。今回紹介するのは、2016年7月16日に公開された映画第19作目『ボルケニオンと機巧のマギアナ』です。

公開時期の関連作品
以下のゲームが同時期に発売されました:

  • 5月7日 – ポケモン音楽図鑑発売
  • 9月17日 – ポケモン超不思議のダンジョン発売

興行成績
21.5億円
評価
70点


あらすじ(ネタバレ含む)

登場人物はサトシ、シトロン、セレナ、ユリーカ。
主役はポケモン「ボルケニオン」と「マギアナ」です。

物語は、山奥で静かに暮らしていたボルケニオンとマギアナが、アゾット王国のジャービスとラケルによって引き裂かれるところから始まります。ジャービスは飛行船を使ってマギアナを連れ去りますが、それを追ったボルケニオンは敗北し、飛行船から墜落。その際、旅をしていたサトシたちと遭遇し、ジャービスが仕掛けた特殊な手錠でサトシと繋がってしまいます。

手錠でサトシと繋がったままボルケニオンは、マギアナを救うため行動を開始。無事にマギアナの奪還に成功しますが、手錠が外れないため、サトシたちも道連れに。旅の途中でアゾット王国の王女キミアも合流し、彼らは絆を深めながら進みます。

しかし、マギアナとボルケニオンが山に戻った安心も束の間、再びジャービスが現れ、マギアナの「ソウルハート」を奪います。実は、マギアナは過去にアゾット王国で作られたポケモンで、その「ソウルハート」がカラクリ兵器の動力源であることが判明します。

ジャービスの野望を阻止するため、ボルケニオンとサトシたちはメガシンカを交えた激しいバトルを繰り広げます。最終的にソウルハートを取り戻し、マギアナとボルケニオンは再び山へと戻ります。物語は彼らの別れとともに幕を閉じます。


作品の特徴と評価

テーマとストーリー

本作は、「お姫様と騎士」をテーマにした昔話のような構成になっています。ボルケニオンは騎士としてマギアナを救い、守る役割を果たします。ディアンシーと同様、マギアナのデザインはお人形のようでありながら、お姫様の風格も感じられます。

苦しい時期を支えた作品

本作は、ポケモン映画として大きな飛躍は見られませんでしたが、ポケモンシリーズ全体の繋ぎとして重要な役割を果たしました。当時のポケモンシリーズは、ゲームやアニメの人気が下火となり、興行成績や視聴率が2013年で平均4%と低迷が続いていました。その中で、この映画はポケモンというブランドを支える役割を果たした作品といえます。

評価のポイント

映画自体の内容はシンプルで、特に斬新さや深みのある物語ではありません。しかし、キャラクターデザインや戦闘シーンは一定の魅力があり、マギアナの可愛さが本作の最大の見どころといえます。


まとめ

『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は、ポケモン映画としては目新しさに欠けるものの、苦しい時期のポケモンシリーズを支えた重要な作品です。ボルケニオンとマギアナの絆や、騎士とお姫様の物語として楽しむことができるでしょう。評価は70点。ポケモンファンにとって、長いシリーズの一端として楽しむ価値のある作品です。

 

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